2016年7月25日月曜日

和涼華 ~十草の花装飾~

今日の生花レッスンは夏休みということもあり、末っ子同伴で。
NFDのカリキュラムは一先ず置いて、涼を求める花あしらいとなりました。

古くから日本人が親しんできた縞模様でお馴染みの、十草(トクサ)。
シダ植物だというけれど、所々の節がアクセントになって、竹にもアスパラにもツクシにも見えて仕方ない“和”を感じる植物です。
こちらを用いたアレンジは、私にとってはアートです(笑)。
トクサの中は空洞になっているので、針金を通しての形作り。
全体のシルエットは、こんな感じです。



ベージュピンクのバラ“デザート”は、古代ギリシャのローマ時代から人が愛でていたという歴史を感じる美しいバラ。
微かに酸味のある芳香がします。
外花弁が淡いグリーン、中へ行くほどベージュピンクの色味が濃くなって、クラシカルな雰囲気です。



“ドラセナ” や“ゲイラックス”のグリーンの間からは、紫色の花材を配色して。
とげとげの真ん丸姿は、ハリネズミみたいな可愛らしさ(笑)。
鮮やかな瑠璃色がきれいなキク科の“ルリダマアザミ”です。


今日はどの花材も甲乙つけ難いくらいに、素敵です。
“テッセン”は、その細くて張りのあるステムと垂れ下がる花に心惹かれます。
クレマチスは種類の多さから、一年通して楽しむことが出来ると言いますが、私にとっては夏の花かな(笑)。
くいっと持ち上げられた蕾が、とてもクレマチスらしく感じます。

次回の生花レッスンは、9月から。
それまで子どもと過ごす夏休みと暑さを乗り切る活力を、今日の花時間からフルチャージしました(笑)
ちびっ子の作品は、また後日。




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