2016年9月20日火曜日

Byzantine ~ORNE~

雨の月曜日・・・。
台風の被害と進路、グレー一色の空を仰ぐだけでも憂いさは募るのに、今朝は携帯電話をアスファルトの上に落としてしまい、更にショックでした。
それでも日記をひろげられるのは、ショップの店員さん、サポートセンターの方の親切な対応に元気をいただいたから。
お仕事とは言え、ユーザー(私)への細やかな言葉かけや心配りには頭の下がる思いでした。
どんなに科学が進歩しても、人の心は人でしか癒すことはできないのだと思います。
顔が見えても見えなくても、その人の言葉かけから心の温度と言うのは伝わるのだな・・と感じました。
それから、今朝はほんの数十分でもレクチャーして下さった先生にも感謝。
とても短いオルネタイムでしたが、今日の作品はもう少しフラワーモチーフを追加したらアップしようかと思います(笑)。

こちらは、前回の教室で制作した額入りのオルネフラワーです。
宿題に自宅へ持ち帰り、スキマ時間を見つけて貼り合わせて・・ようやく完成。
まだカリキュラムが終了する前から、私が一目惚れしてしまい先生に材料をお取り寄せしていただきました(笑)。

作品テーマは、世界の芸術文化の流れを遡ること約1700年~560年ほど前の、中世の芸術“Byzantine(ビザンティン)美術”。
当時は1000年間に渡り、その美術が発展したことにまず驚きです。

その後は、ゴシック・ルネサンス・バロック・ロココ・新古典・ロマン主義・印象派・モダニズム・コンテンポラリーアートと続きますが、時代ごとに、宗教的要素や当時の生活・社会背景を垣間見ることが出来て、図書館や書店で美術書を開くのは楽しいものです。

オルネフラワーでは、幾何学的構成とモザイク的な雰囲気を再現しています。
見えない部分には細かな螺鈿(らでん)風素材を張り付けて、表情を出しました(笑)。


子どもたちも気に入ってくれたので、こちらのフレームアレンジはピアノの上へ立てかけて(笑)。
仕上がった“OrneByzantine”に祈りを込めて、今日も眺めています。
壁画や石彫、素描、油絵、様々なアートの数々。
人の手で創り上げた作品に、世の人はいつも心の拠り所を求めていたのではないかな・・と想像します(笑)。

憂いな出来事を拭いさらって、明日はまた心地よく過ごしたいものです。


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